卒業生に聞いてみた!新潟でガス会社の社員として働く魅力とは?

このたび、実際に働いている卒業生の方を訪問し、直接取材をしてきました。
今回の取材先企業は、北陸ガス株式会社様です。
こちらの新潟供給センター・導管建設グループで働く先輩のところに取材へ行き、事業のことや普段の生活に関することまで、様々なお話を沢山聞くことができました。
インタビュアーは、就職活動経験者である大学4年生の布川さんです。


Web上の情報だけでは分からないリアルなお話をお届けしたいと思います。「まさに自分のロールモデルだ!」と感じる方もいるのではないでしょうか?
今回の取材内容が、今後の大学生活や就職活動を考えるうえで、少しでも参考になれば嬉しく思います。
それでは、さっそく取材の様子をご覧ください。

会社の概要と事業について

まず、御社の概要と主な事業について教えてください。

当社は、都市ガスの製造、供給および販売をしている会社です。
「北陸ガス」という企業名ですが、供給しているエリアは新潟県内のみです。
昨年から小千谷市も供給エリアに加わり、現在は新潟県内の約43万件のお客さまに、都市ガスを安全かつ安定的に供給しています。

御社ならではの強みや、同業他社との違いはありますか?

強みの一つは、原料として新潟県産の天然ガスを利用していることです。
新潟県産の天然ガスと、海外から輸入されるLNG(液化天然ガス)の両方を原料として使用していますが、
県産天然ガスは、長岡市にある南長岡ガス田などから、地中に埋設された管を通じて当社の工場へ運ばれ、都市ガスとして供給しています。
実は新潟県は、非常にエネルギー資源に恵まれた県で、全国の天然ガス生産量のうち、なんと約4分の3がここ新潟県からとれているんです!
県産天然ガスは、LNGに比べて比較的安価なので、価格をなるべく抑えてお客さまへ供給できます。
都市ガスは日常生活に欠かせないエネルギーなので、「供給を止めない」ことが大事なミッションです。
ある一つの国から輸入できなくなる等の不測の事態が起きたとしても、他の国からの輸入ルートがあることに加え、県内で湧いて出てくる天然ガスを利用できているため、供給が止まる恐れが非常に少ないです。
新潟県産天然ガスは、安定供給という大事なミッションを支えている、非常に大切なエネルギーです!

災害時は、どうしてもガスの供給が止まることもあると思うのですが、災害対応における過去の実績などあれば教えてください。

最近だと、能登半島地震の際の対応があります。
新潟市西区で液状化の被害が大きく、道路部分でガス漏れが発生するなど大変な状況でした。
その中でも当社は、都市ガスの供給を停止せずに、供給を続けつつ修繕・復旧作業を行いました。
今は、ガスを遠隔で遮断するシステムの構築など、災害時の復旧体制はかなり整ってきています。
2004年の新潟県中越地震では、一部地域で供給を停止し復旧にも時間がかかりました。
そうした過去の経験や教訓を生かしながら、盤石な体制を整えてきており、能登半島地震の際に供給を止めずに対応できたことにつながったと思います。

能登半島地震の際、ガスの供給が止まったのではと考えていました。
供給を続けながらも復旧作業にあたったというのは、新潟県民に大きな安心感を与える1つの出来事だったと思います。

ガスだけではない、電気も含めた事業

大学生に特に知ってほしい事業や仕事内容があれば教えてください。

当社は都市ガス事業者ですが、最近ではPPA事業にも取り組んでいます。
PPA事業(電力契約事業)では、お客さまの敷地に太陽光パネルなどの再生可能エネルギー設備を当社の費用で設置し、そこで発電した電気をお客さまに供給・販売します。
また、都市ガスを使って発電するガスコージェネレーションシステムもあります。お客さまの施設に導入いただき、発電した電気をご使用いただいております。
あとは、一般家庭向けには、都市ガスを原料に発電する家庭用燃料電池「エネファーム」もあります。
さらに、2024年10月からは一般家庭向けの電気販売も始めました。
「ガス会社」というイメージが強いと思いますが、ガスだけではなく電気も含めて、新潟の暮らしと産業を総合的に支える企業として力を入れています。

安価で電気・熱どちらも提供できるコージェネレーションシステムを活用すると、夏場や冬場の価格高騰の中でも費用を抑えることができるため、非常に魅力的な取り組みだと感じました。

アオーレ長岡の地下にもガスコージェネレーションシステムがありますよ!

知らなかったです!高校時代によくアオーレ長岡に行っていました!勉強になります。

導管建設グループの1日の流れ|やりがい・難しさ

次は、実際に働く中でのリアルな部分を伺いたいと思います。
1日の大まかな流れを教えてください。

部署によってかなり変わってきますが、導管建設グループに所属している私の場合についてお話しします。ガス工事の設計図面を作成したり、工事費用の見積もりの積算などをしています。
午前中に、実際工事をする現地の様子を確認し、午後は会社で図面を作成したり見積もりの計算をしたりする日が多いです。

ありがとうございます!働いている中で、やりがいを感じた出来事や、印象に残っている経験があったら教えてください。

初めて自分が担当した工事が無事に終わった時のことは一番覚えています。
工事は、現地へ行って状況を確認してから工事完了まで、平均で3~4か月ほどかかります。
工事が終わり、道路のアスファルトがきれいな状態に戻っているのを見て、事故なく完了したことを確認できたときは、とても安心しました!工事の期間は、現場を見に行っていました。

3~4か月かけて準備した工事…非常に長期的な取り組みですね。
工事が無事に完了して人々の日常を支えられる状態に戻るというのは、非常に大きなやりがいを感じそうだと、お話を聞いて思いました。
反対に、仕事の大変さや難しさを感じたことはありますか?

工事を設計する上で、どのくらいの期間かかるのか、また金額はいくらになるのかを見積もることが、最初は難しかったです。経験が少なかったので、感覚をなかなかつかめませんでした。

その難しさを、どのように乗り越えたのでしょうか?

まずは、同じような仕事をしている部署内の身近な先輩や上司5人ほどに聞いて教えていただきました。
また、実際に工事を見に行き、「この作業にこれくらい時間がかかる」「このような工程で進む」ということを自分の目で確認し、それを設計に生かしていきました。

それ以外で、ご自身で、困難を乗り越えるために大切にしていることや、これから入社する後輩に大切にしてほしいことはありますか?

分からないことをそのままにせず、その都度聞いて解決することが大切だと思います。
ガス工事で一番注意しなければならないことは、一歩間違えると命に関わるような危険な事故につながることです。
また、今まさにガスを利用しているお客さまへの供給を、誤って止めてしまわないようにする必要もあります。
ですので、分からないことを曖昧にせず、解決してから進めることが大事だと考えています。

安全や信頼にも関わる仕事ですし、社会全体でみたときにも、御社自体がとても責任の大きい会社ですね。
分からないことをすぐに相談することは、他社と比べても特に重要な点だと感じました。

入社の決め手

入社を決めた理由や、「ここで働きたい!」と思った決め手を教えてください。

一つ目は、新潟県内で働けることです。
いくつか事業所があるのですが、すべて新潟県内です。全国転勤がないため、新潟で働き続けられる点を魅力に感じました。
二つ目は、人が良いと感じたことです。
就職活動中にインターンシップや説明会へ参加した際、社員の方同士の雰囲気がとても良く、話しやすい方が多いと感じました。
入社して働く姿を実際にイメージしやすかったことも、入社の決め手でした。

県内で働くことが確約されている点は、新潟で働きたい大学生にとって非常に魅力的だと思います。ご出身は新潟県ですか?

出身は山形県ですが、新潟大学へ進学し、大学生活を送る中でこのまま新潟に残りたいと思うようになりました。

新潟出身として、とても嬉しい気持ちです!
2つ目の魅力についてお聞きしたいのですが、入社前と入社後でギャップはありましたか?

特に大きなギャップはないです。
インターン説明会などでは、若手社員と関わることが多かったのですが、入社後は20代から60代まで、幅広い年代の方と関わっています。
私の隣の席にいるのは50代の方です。
年齢が離れている方でも、分からないことを聞くとすぐに手を止めて話を聞いてくれます。周囲の方から、とても気にかけてもらっていると感じます。
「思っていた以上に優しい」というギャップがありましたね。

年代問わず分からないことをすぐに聞ける雰囲気があるからこそ、大きな事故なくガスを安定供給できていることにも通じているのではと感じます。

ここが好き|入社後に感じた会社の良さ

それ以外で、実際に入社してから新たに気づいた、会社の良さはありますか?

同期の人数が多いので、仕事で何かあったときにすぐに相談しやすいことです。
あとは、普段の業務以外で別の部署の方と関わる機会が多いことです。
当社には宿直勤務※があるのですが、それを通じて、普段は一緒に仕事をしない別の部署の方と関わることが結構あります。
関わる方が多く、毎日いろいろな刺激を受けられるところです。
ジョブローテーション(以下で詳しく解説)によって新しい仕事に挑戦する機会も多く、人間関係も広がりやすいと思います。
社内で色々なつながりができるので、そこが良いところだと思います。

※夜間の緊急時にも対応できるよう、毎日数名が各事業所で寝泊まりをしている。所属部署に関係なく、月に2回程度発生する。

同期の人数が多いと、お互い高め合って成長していくことにもつながりますし、すぐに相談できる人が多いことはメリットであると感じました!

就職活動で大切にしていた軸

次に、就職活動についてお伺いします。
ご自身の就職活動では、どのような軸で企業選びをしていたのか教えてください。

最初から業界を絞っていたわけではありません。農学部だったので、食品業界も含めて幅広く見ていました。軸でいうと、
1「新潟県内で働けること」と、
2 説明会やインターンシップへ参加したときの「会社の雰囲気」
を大切にしていました。

御社は、その2点の軸にピッタリ沿っているという印象です!

入社前に必要な知識や資格

御社を志望するにあたって、入社前に知っておくと良いことや、持っていると役立つ資格はありますか?

特に必要な資格はありません。
現在働いている社員も、入社してからガスについて学び始めた方が大半です。

当社は全員総合職なのですが、全ての部署において学部学科不問です。
入社後に、さまざまな部署の仕事を経験するジョブローテーション制度があります。

配属は、本人の希望や適性を踏まえて決まるのでしょうか。

初期配属は、原則として会社が決定します。大学での専攻を生かせる部署があれば、それを考慮することもあります。また、本人の希望勤務地なども確認し、できる範囲で反映しますが、最終的には各部署の人員状況などを踏まえて会社が決定します。

私の同期17人のうち9人が新潟配属、7人が長岡配属、1人が柏崎配属となりました。

ちなみに、新潟県出身や出身でなくてもルーツを持つ方が多いのでしょうか?

そうですね。社員の多くは、新潟県出身者、出身ではなくても大学進学を機に新潟へきて、そのまま新潟で就職した方ですね。

最終的に「新潟にとどまろう。新潟で働こう。」と決めた理由は何ですか?

大学生活を送る中で、新潟は過ごしやすいと感じたことが一番の理由です。実家のある山形県も隣ですし、住み慣れて暮らしやすい新潟に残ることを決めました。

新潟県民として、そう言っていただけるのはうれしいです!

ジョブローテーション制度とは

入社後は、10年間で3部署ほどを経験すると伺いました。
さまざまな角度から会社や事業を知ることができ、自己成長にもつながる制度だと感じます。

総合職では、ジョブローテーションによって仕事内容が大きく変わります。
私は以前、営業部門で働いており、その後人事グループへ異動しました。
給与計算、労務管理、退職金に関する業務など、営業部門の仕事内容とはまったく異なるものに取り組んでおり、まるで転職したようでした!
大変な面もありましたが、さまざまな知識を吸収しながら成長できていると感じます。
「まだ具体的にやりたい仕事は決まっていないけれど、新潟で働きたい!」「さまざまな仕事に挑戦したい!」という方には、この総合職という働き方が合っていると思います。

職場にはどんな人が多い?

職場には、どのような方が多いですか?共通する性格や特徴はありますか?

さまざまな方がいますが、素直な方が多いと感じます。
言われたことやアドバイスを素直に受け止めて、仕事に生かそうとする方が多い印象です。

御社の仕事には、どのような人が向いているとお考えですか?

何事にも挑戦できる方や、自分から動けて向上心のある方だと思います。

日常に欠かせないエネルギーを供給することで直接暮らしを支えるので、新潟が好きで、新潟のために頑張りたい・力になりたいという方に来ていただきたいです。

コーポレートスローガンからも、そのような想いが伝わってきます。
採用サイトでは、求める人物像として「ガッツのある人」という言葉を拝見しましたが、具体的にはどのような人物像でしょうか?

その表現は、私が就職活動をしていた頃から使われています。
当社には、宿直勤務や、災害が発生した際の緊急対応があります。
能登半島地震の際、多くの方がお正月を家族と過ごしていたと思いますが、そのような状況でも、多くの社員が出社し復旧作業にあたりました。
本来であれば家族と過ごしていたい状況でも、我々は新潟の暮らしを支えているという使命感を持って仕事をしています。
そういう状況でも行動できる責任感や粘り強さという意味で、「ガッツのある人」と表現しています。

インフラ企業の「人々の日常を止めない」使命感の大きさを非常に感じました。

大学時代の経験で役立っていること

大学時代の経験で役立ったことはありますか?ご自身の経験を教えてください。

主に、接客のアルバイト経験が役立っていると思います。
会社で開催する「ガス展」などのイベントでは、一般のお客様と接することがあります。人と関わる際の敬語や言葉遣いが必要になるので、接客経験は役立っていると感じます。

ご契約者様は一般のお客様の方が多いですが、直接関わってやりとりするのは、企業や官公庁などBtoBが大半です。
工事施工会社、ハウスメーカー、官公庁など、社外のさまざまな方とやり取りします。
そのため、学生時代のうちにアルバイトなどを通じて、様々な方と接する経験をしておくと、入社後すぐに慣れるのかなと思います。

ワークライフバランスについて

仕事での成長とプライベートの時間の両立についてお伺いしたいです。

ワークライフバランスを実現しやすいと思います。
定時が17時10分と比較的早いです。残業時間は部署によって異なりますが、会社全体として残業もそれほど多くありません※。平日の夜にも友人との予定などを入れやすいです。

※2025年度実績:全社平均9.2時間/月

残業時間が非常に少ない印象を受けました。平日、自分の時間をつくりやすい会社なのですね。
休日はどのように過ごしていますか?

月1~2回土日出勤がありますが、その分必ず振替休日があります。毎月のように3連休をつくることも可能なので、旅行の計画を立てやすいです。結構旅行しています!

僕も旅行が好きです!遠方への旅行だと2連休は厳しい場合があるので、3連休を作りやすいのはとても良いポイントだなと思います!

近年テレワークなどを導入する企業も増えていますが、御社で、働き方に関する仕組みとして何か導入していることはありますか?

一定の条件を満たす対象者は、一定の日数テレワーク勤務できます。
ただし、エネルギーを扱う会社なので、全社員ができるわけではありません。他業種と比べると導入が難しい部分がありますが、制度として整いつつあります。

就職活動中インフラ企業を軸に調べていたのですが、やはりインフラ企業だとテレワークの実現は難しいのだなと感じていました。
そんな中でも、制度を整えている点は、とても魅力的だと思います。

勤務地|社宅|福利厚生ポイント

勤務地や配属について、知っておいた方がよいことはありますか?

やはり一番大きな特徴は、勤務地が新潟県内であることです。
新潟に根ざして働きたい方に、非常におすすめです。
逆に、全国転勤をしながら働きたい方や海外を含めてグローバルに活躍したい方にとっては、働き方が合わない可能性があります。
私は長岡市に住んでいますが、新潟駅前にある本社へ毎日新幹線で通っています。
新幹線代は会社が全額負担します。今まで色々なところに配属されましたが、全て長岡から通えています。

新幹線通勤の手当があることは、県内で生活基盤を築きたい方にとって大きなメリットですね。
社宅に住む場合、住む場所や自己負担額はどのようになっていますか?

指定された建物に住むのではなく、自分で好きなアパートを選んでいます。
一定の条件はありますが、会社から月4万5,000円を上限に家賃の補助が出ます。上限を超えた分は自己負担です。

新潟県は首都圏と比べ家賃が安いですが、そんな中、月4万5,000円まで補助があるのは大きなメリットですね!

とても助かっています!

ほかに、魅力を感じている福利厚生はありますか?

「選択型福利厚生制度」というものがあります。
毎月1万円分、年間で合計12万円分のポイントが付与されます。自己啓発、個人旅行、健康維持など、幅広い目的に使えます。
コンタクトレンズやスポーツ用品の購入などにも利用できますよ。
毎月1万円ずつ使ってもよいですし、1年分まとめて使うこともできます。

実際には何に使いましたか?

最近始めたスノーボード用品一式をそろえました。健康維持という目的で利用しました。

とても魅力的な制度ですね!羨ましいです!

最後に|学生へのメッセージ

最後に、就職活動を始めた大学3年生などに向けてメッセージをお願いします!

北陸ガスの大きな魅力は、新潟県内で働けることと、皆さんが日常的に使うガスを通じて当たり前の生活を支えられることだと思います。同じような点に魅力を感じる方にとっては、とても働きやすい環境です!ぜひ、一緒に働けたらうれしいです!

当社には、新潟大学出身の社員が非常に多く、若手社員からベテラン社員までたくさんの先輩が働いています。
新潟の暮らしを支えるという使命感を持って、皆さんと一緒に働けたらと思っています。ぜひ当社を志望していただければうれしいです!

本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!

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